ONSTAについて

About us

ONSTA(オンスタ)は、映画・映像の字幕翻訳についてオンラインで学ぶことができるサービスです。

字幕翻訳家という仕事は技術的な問題で、ほんの10年くらい前までは、東京に住んでいないと携わることができない仕事でした。 それが近年のインターネットの普及、字幕制作ツールの進歩によって、今ではクライアントや字幕制作会社とのやりとりを地方に住んでいても行うことができるようになりました。

地方にいても字幕翻訳を学ぶことができる!

しかし、これは既に翻訳家としてのスキルを身に付け、業界との繋がりが出来た方々にとっての話しであって、これから字幕翻訳家としてデビューしたい、字幕翻訳を学びたい方々には今でもなお大きな障壁があります。それは、地方では字幕翻訳について学べる環境がないということです。

字幕翻訳学校やセミナーなどは、ほとんどが東京での開催に限られており、大阪や名古屋などの地方の大都市であっても殆ど開催されていないのが実情です。ONSTA(オンスタ)は、このような問題を解決することを目的として2022年6月に開講しました。字幕翻訳について0から学ぶことができ、ご希望の方は字幕翻訳家としてのデビューまで、目指すことができるカリキュラムになっています。

現在、NetflixやAmazonプライム・ビデオ、Youtubeなどの動画配信サービスの台頭により、海外作品の翻訳需要は今までになく高まっています。海外映画やドラマなどが好きで、字幕の技術に興味のある方から、英語、その他の言語が得意でそのスキルを活かしたい方まで、ぜひONSTA(オンスタ)で楽しく字幕翻訳について学んでもらえればと思います。

History

興味がある方に、
地域に関係なく学んでもらいたい

ONSTA(オンスタ)は、東京で長年映画・映像の字幕制作を行ってきた有限会社ホワイトラインと、京都で映画祭企画運営・映画配給を行う株式会社ディレクターズ・ユニブの2社が共同で運営しています。

株式会社ディレクターズ・ユニブは、2008年より世界の歴史劇を上映する京都ヒストリカ国際映画祭を運営しております。この映画祭で2015年より京都府内における字幕翻訳者の発掘・育成を目的として、有限会社ホワイトラインと共に、2日間の映画字幕制作ワークショップ・トライアルコースを開催してきました。(現在も年に1回開催)

トライアルコースは、通過者が映画祭で上映される長編映画の字幕翻訳に携わることができるというもので、今までに10人以上の方々の字幕翻訳者デビューをサポートしてきました。

2021年からは新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、映画字幕制作ワークショップ・トライアルコースをオンラインで開催したところ、想定以上に多くの方々が全国から参加してくださりました。2022年は2日間で1300名を超える方に申し込みをいただきました。

字幕翻訳に興味がある方が全国にはたくさんいらっしゃるということ、そして、今でもなお字幕翻訳を学べる機会が東京以外の地域では極端に少ないということがわかり、住んでいる地域に関係なく字幕翻訳を体系的に学んでもらえる場所を作りたいという想いから、ONSTAのサービスを開始することになりました。

Debut

ONSTAの上級編修了者の方を対象としたトライアルテストの通過者には、映画字幕制作ワークショップ・トライアルコースと同様に、京都ヒストリカ国際映画祭で上映される長編映画の字幕翻訳に携わる機会をご用意するほか、有限会社ホワイトラインが字幕制作に携わるその他の映画祭でも字幕翻訳に携われるように現在調整を進めていますので、ぜひご期待下さい。